第10回 ワタラーの母さん


「ガンバレ新潟の男の子!」

今頃スキーのお話で恐縮ですが、この冬、三川温泉スキー場で行われた「新潟市ジュニアスキーフェスティバル」に参加しました。フェスティバルと言うから、ゲームあるかな、豚汁あるかもと、少し期待して行きました。

甘かった!クラス分けが終わると、「親が一緒だと甘えが出ますので離れてください。」とのお言葉。「あの〜うちの子しゃべれなくって…(申込時に連絡済み)」と言いたかったのですが、「ハイ…」と答え、親子離ればなれ、昼食だけ一緒でした。

(言葉だけの指示なんて分かるはずないし、絵カードがいるなあ。でもこんな所でどうやって使うの。でも障害児のスキー教室じゃないし。やっぱり無理だよな、迷惑かけに来ちゃった。)なんて思っているうちに、子供って案外状況に強いもので、他の子供たちが3周するところを1周しかできないものの、流れについて行っていました。

そのうち、あまりにも遅いのでコーチにマンツーマンで指導して頂きました。

コーチも息子には日本語が(外国語も)通じないと思ったようで、身振り手振りを添えて下さいました。

お昼頃には、この人しかいないと思ったのか、カルガモの親子のようにくっついて歩いていました。もちろん、スキーの技術は上達。おまけに自立。いままで親から離れて滑られなかったのが、自分でコースを勝手に決めて滑るようになりました。次の課題は人の後について滑る、と言うことになりそうです。

今回の少し?厳しいスキーフェスティバルでは、自分のスキー、ストックはきちんと片づける、自分のことは自分でする事、意思表示をはっきりすることを指導されていました。
これは、参加者全員に言えることで、障害があるとか、ないとか言うより、親がいかに甘やかしているかと言うことのようで、反省してしまいました。

2日間参加した中で、「足が痛い、腹が痛い、アレルギーがある。」なんて言っているのは男の子ばかりでした。
ガンバレ新潟の男の子!

新潟市内の小中学校を対象にしたスキー教室でしたが、なんとU小学校代表はわが子一人でした。U小OBのコーチから「がんばれ!U小学校!」と激励を頂きました。

PS.うちの子だけではないと思いますが、息子は色々なことをやってくれます。まるで"ちびっ子怪獣"のようなので、やってくれたときに我が家ではワタラーと呼んでいます。いつか怪獣ではなくてウルトラマン(古い!)になったらハンドル替えます。