私のハンドルはゲラママです。
「ゲラちゃん」・・・これは主人の学生時代のあだ名です。
私の家族はゲラパパ、ゲラママ、ゲラボンの3人家族。
ゲラボンは現在4歳!
こどもが大好きな私は、ゲラボンが産まれる事を心待ちにしていました。
しかし、産まれてきた赤ちゃんは抱っこやおんぶを嫌がる。
一緒に読もうとした本も私に投げつける。スーパーに行けば泣いてばかり。
夜泣きは毎晩・・・もうくたくたでした。
「子育てって大変・・・」「あんまりカワイクないかも・・・」なんて思ってしまった。
年齢もあるのだろうけど、歩き出してからは多動で大変。
名前を呼んでも止まってくれないし、どこまでも、どこもまでも行ってしまう。
外出するにも、非常階段の『階数』にこだわって、
7階建てのマンションの上から下まで3往復(確認)しないと出かけられない。
だからいつも、30分早めに出るようにしていました。
「何に興味があるのか」「どこに行きたいのか」
ボンの気持ちが知りたくて、訳のわからぬまま、
通り道のマンションの階段、エレベーター、ずっと付き合いました。
そして、ボンに合わせて行動するという事は、
100世帯もある社宅に住んでいた私が、ママたちの世界で孤立していくということでした。
「こんにちは〜!」と言ったと思ったらすぐに「さようなら〜!」。
そのうち、「お茶に誘っても大変そうだしね・・・」
一番子育てに悩んでいた頃だけに、みんなとすごく話がしたかったな。
2歳までずっと自分を責め続けました。自分の躾が悪いのだと。
やっぱり納得できない・・・何かが違う。
周囲の反対を押し切って東京の「Oクリニック」に連れて行きました。
診断名は「自閉症」
自分の躾のせいではない。
2年間悩んでいた事がスッキリしました。
これで方向性が見えてきた。
一般の育児書を片付け、自閉症の勉強を始めました。
その頃、主人の転勤で新潟にやってきたのです。
新潟では素敵な出会いがたくさん待っていました。
新潟でのお友だち・・・こどもの小さな成長を互いに喜びあい、
一緒に泣いてくれたり、バカ笑いしたり・・・私の支えになっています。
先生方、先輩たち、お友だち、
口に出さずとも本当に感謝しています。ありがとう。
あ、忘れてた・・・パパもありがとう!
ボン、君はどんな大人になっていくのだろう。
これからも素敵な出会いが待っているといいね。
ママもとても楽しみにしているよ。